皆既月食 月の光? 月光? それとも…
みなさん、先日の皆既月食はご覧になられましたか?
天気も良く、絶好のお月見日和でしたね。
普段はゆっくり月を眺めるなんてことはなかなかないですが、この日はレッスンが終わってから息子と一緒に月の観察ができました。ちょうど皆既月食が始まる時間で、赤黒く鈍く光る月は少し不気味さも感じましたが、月と地球と太陽の動きが実感できる貴重な体験となりました。
夜、NHKのニュースでも皆既月食が取り上げられ、BGMにドビュッシーの「月の光」が流れていましたね。皆既月食中の赤い月のイメージとは違う感じがしますが、普段目にする青白い月の光にぴったりの曲だと思います。
もう1曲、ベートーヴェンの「月光」も有名な美しい曲ですね! この愛称はベートーヴェンが亡くなった後に、詩人のレルシュタープが「ルツェルンの湖の月光に照らされる波に揺れる小舟」とこの曲を形容したことから「月光」の名で呼ばれるようになったそうです。
月でもう1曲思い出したのが、シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」です。他の2曲とは違い「狂気」が表現されていて、全3部からなる第2部は赤色がテーマの一つとなっているので、もしかしたら皆既月食にはこの曲が一番合っているのかもしれないですね。
「月に憑かれたピエロ」のピエロはイタリアのベルガモ出身ですが、ドビュッシーの「月の光」は「ベルガマスク組曲」の第3曲で、ベルガマスクとは「ベルガモの」とか「ベルガモ舞曲」という意味があります。こんなところで共通点がありますね。
最後に、撮影した月の写真も載せておきます。
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